ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□resonance
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「ねぇねぇ、ノボ兄?」
「ん?何?」
慈音(じおん)くんに話しかけられた。
「ノボ兄は、どうやって作詞してるの?」
「ふぇ?」
「どんなときに、思い浮かぶことが多いの?」
「うーん……」
どんな時と言われてもなぁ。
「そりゃあ、あれだろ、あれ。」
ニヤニヤとフミが口角を上げた。
「だっ、ダメーッ!!」
オレは慈音くんの耳を塞いだ。
「まだ何も言ってないんだけど。」
「慈音は耳塞がなくても大丈夫なんじゃない?」
「うん。オレ、大丈夫。」
3人はケラケラと笑った。