ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□this morning
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「……あ、あの……」
「何ですか?」
聞きたいけど、聞きたくないような……
「……ごめんね、何でもない。」
はぁ……。
僕は榮(さかえ)くんのことを信じている。
それなのに、胸にモヤモヤが溜まってスッキリしない。
こんなことを考えているなんて、情けないから知られたくない。
だけど、やっぱり気になるものは気になる。
どうしてなんだろう?
今までは、気にならなかったのに。
「はぁ……。」
「……何なんですか!?」
榮くんが、珍しく声を張り上げた。
「わっ!?」