ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□紫の風と、紫の月。
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後部座席にいる浅川さんが、クスクスと笑い声を上げた。
あれから、オレも大輔もあいかわらずの日々を過ごしている。
これから、オレは浅川さんとインステ脱退の件でミーティングだ。
「答えは見つかった?」
「まだです。」
「答えが見つかったら、赤羽くんはこのまま下邑さんのところで働き続けるんじゃないかな。僕はそう思うよ。」
「そんなわけないですよ。」
冗談じゃない。
「さすがは、下邑さん。」
「はあ?」
オレたちは、答えを探しながら、また今日と言う一日を、生きていくしかないらしい。
End.