ビー(エ)ル!!*C Vol.4

□赤い花と、青い鳥。
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リビングから移動して、自分のベッドに寝転がった。

「はぁ……」

どんな事情があったのかは、分からない。

オレも大輔も、親を知らない。

同じ日に、オレも大輔も、親に捨てられた。

何もないオレたちに、大樹(ひろき)先生は対になるようにと、名字には“赤と青”を、名前には大樹先生と同じ“大”の字を入れてくれた。

標さんと樹知さんの名前も、大樹先生が2人の弟から……

「って、あー、もうっ!!この世界から消えてなくなればいいのにっ!!」

汚れた世界は、息を吸うのも、息を吐くのも困難だ。





To be continued.
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