ビー(エ)ル!!*C Vol.3
□ニブンノイチのヒロト
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「そんな姿、他の人に見せてないよね?」
「もちろん。アキトにだけだよ。僕の中に入ってもいいのは、アキトだけ。」
アキトを欲して、体が疼く。
「そうだよ。ヒロトは僕だけのもの。」
「んんっ。」
アキトが首筋に噛みついて、強く皮膚を吸い込んだ。
「そこ、見えちゃうぅ。」
「見えないと意味ないよ。悪い虫除け。」
「そんなことしなくても、大丈夫なのに。」
「ヒロトはすっごくかわいいから、すっごく心配なの。」
真剣なアキトの顔を見て、僕の寂しさも不安も全てが吹き飛んだ。
End.