ビー(エ)ル!!*C Vol.3

□ニブンノイチのアキト
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やっと、仕事に慣れて来た今日この頃。

「アキトくんは?」

「僕の方ですけど。」

チーフマネージャーの得居(とくい)さんは、まだ僕とヒロトの見分けがつかないらしい。

「彼が小野内(おのうち)アキトくん。何回かは会ったことあるよね?」

「はい。ジオースのマネージャーの芦名脩(あしな・おさむ)です。よろしくね。」

「え?」

相手が握手を求めて手を差し出したが、僕は躊躇った。

「あれ?得居さん、言ってないんですか?」

「今から言うところ。」

何を言われるんだろう、と身構えた。
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