ビー(エ)ル!!*C Vol.3

□旅路
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朝食後、フロントでチェックアウトし、僕の運転で空港に向かった。

颯さんのマンションに着いた時には、すでに夜になっていた。

「これから事務所に行くので、帰りますね。」

「えぇ〜!?」

「本当は僕も仕事が残っていたんですけど、下邑さんがこの機会を逃すなと言ってくれて、僕を帰宅させたんです。でも、瀬口(せぐち)さんたちに悪いので手伝いに行きます。」

「逓次くんらしいね。ボクの車使っていいよ。行ってらっしゃい。」

颯さんが笑顔で手を振ってくれた。

「ありがとうございます。行って来ます。」

僕も笑顔で手を振り返した。





End.
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