ビー(エ)ル!!*C' Vol.1

□辿り着いた合意点
9ページ/9ページ

「……へ?」

「今、お父さん……って、言った?言ったよね!?」

「言った。うん、言ったよ!!真生が、お父さんって!!」

「静かにしてください。それとも、お父さんと呼ばれるのは嫌ですか?」

「嫌じゃないよ!!お父さんって、呼んでくれてうれしいよ!!」

「ぼ、ボクも!!嬉しい!!」

ギュッと、紀さんが僕ごと慈音さんを抱き締めた。

「僕はお花を買って、さっさとお墓参りを済ませて、早くカレーが食べたいです。」

「うん。」

「分かった。」

ママ、見ていますか?

今から僕のお父さんたちを紹介しに行くので、待っていてください。





End.
次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ