ビー(エ)ル!!*C' Vol.1
□1+1=∞
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俺たちの息子・陽光(あきひろ)が幼稚園に入学して、一ヶ月が経過した。
そんなある日の出来事――。
俺は陽光を寝かし付け、しばしその寝顔を眺めていた。
すると、
「雄志(ゆうし)さん?」
「ん?」
音を立てない様に静かにドアを開けて、光暉(こうき)がこちらの様子を窺っていた。
「アキ、寝た?」
「あぁ、寝たぞ。」
「そっか。」
光暉は忍び足でベッドに近付いて来た。
「割とすぐに寝た。幼稚園で遊びまくってるんだろうな。」
「そーだね。嫌がらずに行ってくれてるし、よかったよねー。」