ビー(エ)ル!!*C Vol.2
□REVIVE
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夏フェスのシーズンが終わり、ほんの束の間のオフに入った。
……と思ったら、下邑(しもむら)さんから呼び出しをくらった。
「高屋(たかや)の話もしたいところだが、それはまた別の機会にじっくりとな。」
「は、はい。」
俺はまた、仕事の依頼のついでに、昂(のぼる)のことで何か注意されるのかと思っていた。
「綿貫(わたぬき)、その……」
いつもの強気な態度がない。
申し訳ないといった雰囲気で、やや弱腰だ。
――ゴクッ……。
俺は嫌な予感がして身構えた。