claps!

□僕と颯さんの休日
1ページ/8ページ

「ねぇ、逓次(ていじ)くん?」

と颯(はやて)さんが、僕を呼んだ。

「はい。」

何だろう?

「買い物に行かない?」

買い物?

冷蔵庫に食材はあるし、ティッシュもトイレットペーパーだって予備はあるし、洗剤もまだ大丈夫。

ハンドソープ?シャンプー?
それも、違う。

足りないものは、ない。

「買い物に行く必要性が感じられません。」

と僕が返すと、颯さんは少し顔を膨らませた。

「それ、自分で買った?」

それって?

「服だよ、服。」
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ