ビー(エ)ル!!*C Vol.5
□彼方の空
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お父さんとお母さんに、ニューヨークにいる叔母さんに、燕(つばめ)くんと2人で挨拶しに行きたいと相談すると、チケットや宿泊先まで用意してくれた。
「行ってらっしゃい。」
「気を付けて。」
「うん。」
「は、はい!!行って来ます。」
実家に燕くんと一緒に出発の挨拶に行き、空港へと向かった。
荷物を預け、ラウンジへ。
「すごい!!さすが、ファーストクラス。」
「そ、そうだね。」
ぼくはエコノミーでも平気なんだけど、燕くんも一緒だからと言って、両親に押し切られた。