ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□Dual
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「新先生と森松が来た後、脩を呼んだ。そこまでは覚えてる。あの後、倒れたんだ?」
「そうですよ。ビックリさせないで。」
「ごめん。」
僕は脩を抱き寄せた。
「脩、ごめん。ありがとう。」
「ボクを呼んで正解でしたね。すぐに処置が出来たお陰で、明日いくつか検査をしたら退院してもいいって言ってました。」
「新先生が?」
「纏先生。いささんの主治医は纏先生でしょ。」
「あ、そうか。」
あの面倒臭がりの纏先生が、わざわざ来てくれたんだ。
「紀は?」
「心配してました。」