ビー(エ)ル!!*C Vol.2
□夏の夜空に打ち上げた
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「スバちゃんったら、冷た〜い。」
「ふっ。」
ジオースは、いつも通りのジオースだった。
そこへ、下邑さんがやって来た。
「聞きましたよ。」
「な、何を?」
平然を貫こうとするも、若干動揺が見えた。
「中務くんとまた喧嘩したらしいですね。」
「うるさい、黙れ。」
「とても仲がよろしいようで、羨ましい限りです。」
「埜上、黙れと言ったら黙れ。」
予想通り、叱責されてしまった。
下邑さんの態度が気に喰わない。
僕に悪戯心が芽生えた。