ビー(エ)ル!!*C Vol.2

□夏の夜空に打ち上げた
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ふーん、そうなんだ。

僕たちのジオースのついでに出るくせに、逆にこっちがついでになるとはね。

釈然としない。

そんな気持ちを抱いたまま、スタジオでのリハーサルの日を迎えた。

「向こうからは?」

「特に指定はありません。曲数も、ジオースなら6から8くらいは大丈夫だと言ってました。10でもいいくらいに言ってましたよ。」

下邑さんの質問に、マネージャーの一人が的確に返答した。

「随分とVIP待遇だな。」

「そうですよね。サンバーは指定曲がありますからね。」

マネージャーと会話を交わす間、僕は自分のギターのチューニングを済ませた。
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