ビー(エ)ル!!*C Vol.2
□夏の夜空に打ち上げた
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「ありがとう!!またどこかで、会いましょう!!」
観客は大いに盛り上がったが、不意を突かれた方は別の意味で盛り上がった。
「ちょっと、ちょっと、もう。やるなら一言くらいほしかったわ〜。」
萱原は楽しそうだった。
「いつの間に?」
「昔に作ったやつだよ。」
と僕は笹川に答えた。
「タイトルは?」
「何がいい?」
綿貫に聞かれて、僕は聞き返した。
「決めとけよ。このバカ!!」
その反応も想定内ですよ、下邑さん。