ビー(エ)ル!!*C Vol.2
□夏の夜空に打ち上げた
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「下邑さん、よく合わせられましたね。いや〜、うちのプロデューサーはスゴイ!!拍手!!」
「一度聞かせてもらった事があるしな。」
萱原が囃し立てると、ごく当たり前のように下邑さんは言い放った。
あなたは、本当に天才だ。
途中から、困らせてやろうと思っていた事なんか忘れて、あなたの弾く鍵盤の音に身を委ねていた。
「だからって、俺はお前の行動を許したつもりはない。スタッフやメンバーに迷惑掛けたのは事実。いいな?」
「はい。」
「自分たちのツアーならまだしも……、はぁ。」