ビー(エ)ル!!*C Vol.2
□Doll
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「芦名くんってさ、恋人いるんでしょ?バツイチの。」
「あ、はい。」
「その恋人って子どもも、いるんだよね?」
助手席の後ろには、チャイルドシートが設置してある。
「はい。すっごくかわいいんですよ〜!!」
子どもの話になると、ニコニコと笑った。
下邑さんや寿(ことほ)は僕の子どもの事を、どんな風に捉えているんだろう?
気になってしまった。
「お疲れさまです。」
「ご苦労様。ありがとう。」
マンションの駐車場で、僕は芦名くんの車から降りた。