ビー(エ)ル!!*C Vol.2
□ボクの罠
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「それなら、3人でお出かけしませんか?お弁当ならボクが作りますよ。でも、材料費はいただきます。」
ボクが提案すると、後藤田さんは少し考え込んだ。
「うーん、煕暎(きえい)も一緒なら……」
「いい気分転換になると思いますよ。後藤田さんにとっても、きいちゃんにとっても。二人の外出をボクがサポートすると思ってください。」
「……分かった。煕暎のためなら、それもありかな。」
「やった!!」
ボクの勝ちだ。
「お前って、変なやつ。」
「そうですか?そんなことないでしょ。」