Short Story
□Lost My Way
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もうほとんど絶望で、せっかく来た留学なのに、すでに帰りたくなっていた。
さらに、言葉が通じない辛さから、若干涙目になっていることに気がつく。
“Hey Girl!!”
周りには知らないおじさんが集まってくる。
確かではないけど、なんだかヤバそうな雰囲気。
道に迷って、訳の分からないことを言われて、なんでこんなとこに来ちゃっんだろう、とか、もっと勉強してから来ればよかった、なんて後悔が過る。
“彼女から離れろ!!”
そんな時だった。
ちょっとラテン系のなまりがある英語が聞こえたのは。
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