Short Story
□強がりGirl
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“あっ、そうそう。聞いて、俺さ、昨日友達と鬼ごっこしてたの。そしたらさ、バナナの皮踏んでこけちゃってさ、携帯が壊れたんだよね”
“・・・バカじゃないですか?”
まったく、この人はいい年して鬼ごっこかよ。
しかも、こけて携帯壊すって・・・。
っていうか、それを私に言うな。
“うわー、桜木ちゃんにまで軽蔑の目で見られた!”
“それ今に始まったことじゃないから安心しなよ”
“詩音に言ったら弄られるに決まってんじゃん。っで、その携帯はどうしたの?”
“うん、中身のデータが飛んで今修理中”
“うっわ、どうしようもないバカですね”
ホント、弄りがいのある先輩。
“ひっど”
“詩音も相変わらず突っ込むうよね”
“だって、千秋先輩弄るの楽しいんですもん”
“出た、鬼畜”
サークル内に同期はいないから、必然的に私が一番したで、先輩方からは妹みたいって、面倒を見てもらってる。
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