桜花に誓いを

□7章
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銃戦が激しくなる中、私はニコラスのもとへ走った。

“ニコラス、いるか?”

“ああ、ガーネットか。とりあえず中に入れ”

“了解”

わずかに開かれた隙間から中へ入ると、ゆっくりと帽子を外し、髪をおろした。

“・・・女?”

“ああ、悪かったな。だが、今は黙って話を聞け。質問はそれからだ”

“わっ分かった”

私の鋭い目から何かを感じ取ったのか、ニコラスはすぐに了解した。



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