桜花に誓いを

□2章
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“○月×日、午後1時ごろ、××県○○市で、テロリストと思われる組織が何者かによって―”


この日のニュースは朝からこればかり。


“世の中腐ってる”


そう言う亜莉朱の目は鋭い。

もう、うんざるする。

“・・・、そう言えば七海さん、捕まえた奴はどうしますか?”

“あっ!忘れてた。ったく、今から洗いざらい吐かせてくるか。―紅里ー、化粧して”

“ハイハイ”

私にに頼まれて、呆れながら化粧しているのは二番隊副隊長、サードオニックスこと、木下紅里。亜莉朱のお姉さん的存在であり、一・二番隊の4人の中で1番常識がある。


“亜莉朱、あんまり無理するなよ?”

“紅里心配しすぎ。私は鬼の娘なんだからさ、気にしないで。それに、紅里たちの話も後でゆっくり聞くからね?”

“ハイハイ・・・。一応銃持って行きな”

“ハーイ、じゃあね”

今私が入って行ったには地下牢。


はたから見れば、私の姿は、まるで幼子。


身長が小さいせいでもあるが先ほど紅里のほどこした化粧によって、より幼く見えるようになっている。



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