novel

□すなお
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*********すなお
(半次郎視点利×娘)

大久保さぁは素直ほいならんなと考えもす。

今日は大久保さぁは裁縫を習えとゆていた。

昨日は料理。

一昨日は確か金の勘定の仕方ではなかっただろうか。

娘さぁはどこん身分の高い家の出だろうかと、おいも思うくらい何も知らんかった。

でも胆(きも)は本当に座っておいもす。

大久保さぁが藩邸に娘さぁを連れてきた日。

『馬鹿な小娘を拾った』とゆて、おいたちに紹介したら、すごい剣幕で怒ってもした。

あげんに大久保さぁに素直に反発すうオナゴは初めてでした。

なのに本当に大久保さぁが機嫌が良く、さらに我が目を疑いもした。

一目で気に入ったのだと解いもした。

大久保さぁの優しさは分かいにくくはあいもすが、娘さぁはゆうと従っとうと考えもす。

綿に水を吸い込もすごとく、出来うこっが増えてもす。

素直ほいならん大久保さぁと素直な娘さぁ。

本当におもしとか組合せもす。

そげん二人をしっかい守らなにゃと思っておいもす。








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【灯里】の紫清紀さま、ありがとうございます。紫さんの半次郎はとってもすなおで温かく、胸がほっこりしました。小娘ちゃんと半次郎と大久保さんの素敵な関係・・・の続きが読みたい、とぼそっと呟いたらきっと、紫さんに苦笑いされちゃうかな?

標準語訳は、リンクページより紫さんのサイトへww


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