幕恋hours short
□けんか
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「大久保さぁ、そげんこつば申されてはおいも黙ってられんごたる」
「ええかげんにせんか、うぜらしか」
「大久保さぁこそ、いっこっもんも大概にせんとおいにも考えがあいもす」
「せからし、おはんな言われたことばやればよか」
「お断りしもす。こげん言うてもわからんのなら、 おいは国に帰いもす。ごやっけさぁござした」
「こん・・・おいがあまめんこつわっぜ嫌うとるこつば知っちょいやっどが!」
「そがんこつば言うても、おいだって苦手ごわんど、そしこゆぅとなぁ、わがでやっめ!」
「・・・・・もう!!いいかげんにしてください!!!」
ばしっ
「あっ」
「あっ・・・」
大久保と半次郎の間に割り込んだ小娘の手には朝廷からの大事な書簡。
そして、壁に叩きつけられた書簡の下から、ぺしゃんこになった油虫(通称G)が亡骸となって現れのだった。
どんも半次郎も、実はGがとっても苦手だったという話でした。
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意訳は次のページでご覧ください。