偽物ヒーロー

□プロローグ
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・・・何で、ヒーローは男ばかりなんやろう。





「コイツ男の癖に女みたいな顔しとるで?オカマやオカマ。アハハハハっ。」

「・・・オカマやないっ、俺は男やっ。」





女のヒーローも居るっちゃ居るんやけど、大半のヒーロー物アニメは男で、女はいつも悪役に捕まってはされるがままに悪役の言う事に従っとる弱いヒロイン達ばかりや。





「何言うとんねん、いつも神崎の後ろに引っ付いとる癖に。神崎が居らんと、自分何にも出来ひんのやろ?」

「うわ〜ん、遥〜っ。助けてや〜っ、やっけ?ホンマ笑えるわ自分等。」

「・・・っ。」





女が男より弱いなんて誰が決めたん?





「おっ?泣くんか?」

「泣いて神崎でも呼ぶんやろ。」

「ホンマ白石は神崎にベッタリやな〜。」

「べっ、別に泣かへんっ・・・。」




やったら・・・。





「へーっ、じゃぁ今のは何々?」

「・・・今のは・・・。」




せやったらウチが・・・。




「自分等5人も居るのに蹴りも殴りも甘いからこないなもんかって笑っとっただけや。」

「何やとっ!」

「コイツっ。」




ヒーローになったるっ!!!
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