青春18切符
□3.出会い
1ページ/3ページ
―所変わって東京―
『店番ヒマー。』
・・・。
プルルルルル
何処からか、電話がかかってきた。
『はい。山野芽スポーツ店です。』
“あの、ガットの‐‐‐‐‐‐‐お願いします。”
『はい。お届けのお時間は・・・?』
“あ、‐‐‐‐で。”
『ありがとうございます。』
―in青春学園、テニスコート―
『あのー、‐‐‐さんは・・・?』
「あ、あの緑メガネの人です。呼んできますか?」
『あ、お願いします(o^−^o)』
緑の人が来れないみたいで、終始微笑んでいる、不二が来た。
〔いつ見ても不二君って微笑んでるな・・・。〕
「山野芽さん、いつもありがとう。わざわざ持って来てくれて、助かるよ。」
『ううん。ヒマだったし大丈夫。はい。ガットの‐‐‐‐‐‐‐と、ポイント溜まったから、グリップも。』
「ありがとう。本当、助かるよ。越前、今日は遅れて来るみたいなんだけど、見ていかない?」
固まる瑞希。
『え、越前君が何で出てきたの?!』(焦)
(o/∀`o)ノ(*uωu`*照)
「だって、気になってるでしょ?(笑)」
『な、何で知っ・・・。』
「頑張って。応援するよ。」
『ありがとう。』
結局、見てかないでお店に戻ってきた瑞希。
しばらくすると兄が帰ってきた。
「瑞希ただいまー今日は大丈夫だったか?変な奴とか!おっさんとか!」
『うん。大丈夫だけど』
「今日、今から兄ちゃんは、この前仲良くなった奴とテニスしてくっから。」
『頑張って。』
「もっともっと!」
『時間良いの?』
「大丈夫でしょ。」
『私、時間守らない人って、どうかと思う。』
「良しっ!行ってきまーす!!」
慌ただしく兄が出て行った。
忙しい家だ。
またしばらくすると、兄と、リョーマが帰ってきた。