青春１８切符
□２．出会い
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ピピピピッピピピピッ！
―朝６：００、とある家のアラーム音が鳴った。
『あ。６時だ。も〜！早く起きすぎた！！暇〜！』
・・・・・・・・・。
『うん。暇。よし。大阪探検に行こう。』
早起きしてしまった楓は、ヒマでヒマで、引っ越してきたばかりで土地勘が無く、迷う体質なのに、ケータイだけを持って家を出てしまった。
一戸建てにしては珍しいオートロックの家なのを忘れて、カギを持たずに、フェレットとイグアナを肩に乗せて。
『〜♪最近、踊ってないなぁ。引っ越しの準備とか、乙。あー、タコ焼き食べたい。サイフ持ってきてないし、お店も開いてないけど・・・。』
１人言を呟きながらしばらく歩いていると、広いグラウンドのある公園を見つけた楓は、すぐに駆け寄った。
〔久し振りに広いとこでダンスでも踊ろー♪〕
『イヤホンは・・・あった！ウォークマンも確かポッケに・・・！！』
楓が踊っていると、ランニング中の健康オタク、白石が通りかかった。
（何だ？新しい体操か？！おっ？！イグアナと・・・フェレット？が居る！！）