青春18切符
□3.出会い
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「瑞希ーただいまっお兄ちゃん疲れたー。風呂は?」
『入れといたよ。』
「じゃ、俺入ってくる≡3俺のラケットのグリップと、そこの、リョーマってーんだけど、リョーマのグリップよろしく。」
『グリップ代、後でお兄ちゃんに請求するから。』
おーう。なんて言いながらお風呂に向かう龍。
瑞希はテンパっていた。
リョーマと2人っきりだからだ。
「ねぇ、アンタ、本当にグリップ出来んの?」
『え?あ、うん。』
「そ。なら良いや。よろしく。」
『ん。何色が良い?』
ラケットを受け取りながら話す2人。
「アンタってさ、青学に今日、来てたよね。」
『あ、うん。ガットとか届けに行ったけど、その時越前君、居た?』
「・・・・・丁度帰ってるの見た。」
『そっか。ん。よし!グリップ出来たよ。』
「まぁまぁじゃん。普通の女子よりは出来るみたいだけど。」
『でしょう。兄があんなんだから出来る様になっちゃった。』
「あんたはテニスすんの?」
『私は、ウィンタースポーツ。』
「ふーん。今度教えてよ。テニスも教えてあげるからさ。」
『ありがとう(笑)』
仲良くなってきた時に、兄登場!
「ちょ、リョーマ!何仲良くやってんだ!俺の妹だかんな!お前にはやらんぞ!!」
「不二先輩なら良いんすか?」
「そーいう事じゃねー!!」
ーこうして次の日ー
「おはよう。山野芽さん。」
教室に入ると不二に挨拶された。
『お、おはよ。』
「昨日は山野芽さんが帰ったらすぐ来たんだよ。もう少し早ければね。」
『ありがと。でも、昨日会ったよ。』
「そっか。良かったね。越ぜ
「不ー二ぃー。」
「なんだい?英二。」
「手塚が怖いー。」
「それは‐‐‐‐‐
騒がしくなってきたので、自分の椅子に座る瑞希。
〔昨日、話し出来て嬉しかった〕
〔家帰ったら、お兄ちゃんの好物作ってあげようかな。仲良くなれたし。〕