the surface
□能力別
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さてさて本日は
週に1回の初等部&中等部合同授業の日。
「アリス学園には”能力別授業”ってのがあって能力のタイプを主に4つに組み分けしてそのクラスに属してそれぞれ能力の開発向上にあたるんだ」
「4つ?」
「うん、まー正確に言うと5つなんだけどね!
アリス学園は初・中・高合わせても生徒数は200人程度だから行事なんかはほとんど合同で、その際は大抵この”能力別クラス”対抗だったりするんだ」
教室では能力別クラスについて知らない蜜柑の為に鳴海先生と委員長達が仕組みを説明していた。
[潜在能力系]…学園で一番多いタイプ。一般的に知られてるメジャーな超能力は大体すべてこのクラス
[技術系]…体質系と同じ割合で二番目に多いタイプ。名前のまんま何かを作ったり研究したりでうまれる能力のクラス
[体質系]…フェロモンや体質に大きく関係するアリスのクラス
[特別能力系]…基本的にその三つのクラスに当てはまらない子を集めたクラス
「…みそっかす集めたみたいな扱いなんやねぇ、特力系。ところで先生ウチは何系?」
わくわくしながら特力系にはなりたくないなーとのんきに言う蜜柑にその場にいた者の視線が集中する。
まるでそうだとでも言うように。
「えっ何!?ウチもしかして”特力系”なん!?み…みそっかすー?!」
「いや、誰もみそっかすとは言ってないよ?」