Girl


□Welcome!!
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「!!ここかぁ!」
あれから何時間歩いたか。汗だくになってやっとたどり着いた先はホテルだった。中に入るなり…
「ルフィー!!」
ガバッ、と急にある男が首周りに抱きついてきた。若いとも年を取ってるとも言えないミドルな年の男はまるで愛娘に会って頬ずりしている父親のようだった。
「…あのなぁ、シャンクス」
「お?なんだルフィお土産か?」
などと能天気な抱きついたままの手紙の主にルフィは半ばキレ気味で怒鳴った。
「ここまで着くのに何時間かかったと思ってんだよーっ!!三時間も歩き回ったんだからなっ?!急に呼びつけといてどーゆうつもりだよーっっ!!」
すると、その図々しい手紙の送り主シャンクスはからかう様に笑って言った。
「ん?なんだお前、迷ったのか?ぷぷっ」
「笑うなぁー!!…さよならっ」
ルフィが怒って出て行こうとした時、シャンクスが腕を掴んで引き戻し、紳士的に笑って言った。
「悪かった。まあ、とりあえず話を聞いてくれ。突然呼んだりして悪かったな。」
そうまで言われたらルフィは仕方なかった。しょうがないな、という表情で軽く微笑むとシャンクスについて行った。
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