Boy


□恋話。
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口を開いたのはルフィだった。目を閉じて、さらに赤くなりながら、ゾロの手をバッとひったくるように取るとぎゅっと握った。
「…会ってすぐだっ!!」
さらにルフィはゾロにしがみつくとサンジとウソップを見て言った。
「だから!おれとゾロは運命なんだっ!!」
ルフィがゾロに抱きついたまま人差し指を出してビシッ、と釘を指すようなポーズをしながら言った。
「ゾロはおれんだっ!!」
「おっ…おいっ!!バカ!!何言って…」
「はいはい、おまえのな」
慌てたゾロにウソップとサンジがはいはいと半ばあきれ顔で言った。
ゾロは恥ずかしそうに頭を抱えると、やけくそになったみたいに言った。
「…〜!!ああ…そうだよっ!!」
ルフィの肩をグイッと引き寄せてゾロは言い放った。
「こいつはおれのだ!!手ェだすなよ!!」
「「誰が出すかよ…。(だって男だし)」」
おのろけバカップルぶりにサンジとウソップは息を吐き出しながら呟いた。
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