Girl


□Lion Girl, with Wolf Boy
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「ただいまー。…ってウソップぅ?!」
自宅の玄関に入ったルフィの目の前で腕組みして待っていたのは顔の濃く、厚い唇と長鼻が特徴の少年、ウソップだった。
「おせーぞ、ルフィ。この不良娘め」
ルフィはそれを聞くとむっ、として口をへの字に曲げた。
「不良じゃねェもんっ!!友達に頼まれて柔道の相手してたんだからな!!それよりなんでココにいるんだ?!」
「ばーか、お前の親父におれの親父達と一緒に招待されたんだよ。」
「あっ、そーか。…そういやそんなこと言ってたっけ」
「忘れんな!!てめぇー!!」
ぎゃあぎゃあと玄関でやかましい口論をしているのを聞きながら奥のリビングで酒を飲みながら大笑いをしているうちの一人の男が言った。
「はっはっは。仲いいなー。あの二人っ」
酔っ払ってかなりのハイテンションでそういったのはどことなく雰囲気がルフィに似た赤髪の男だった。
「ははは、そうだなー。」
そういってこちらも酔っ払ったまま答えた男はウソップに何となく似ている。赤髪の男の向かいでソファに座って同じように酒を飲んでいる男がちらり、と玄関を気にした。
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