Boy


□幸せ!海賊団計画!!
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『おれのせいか?やっぱ。大人気ねぇことしちまったしな…。』
ゾロは甲板で空を仰ぎながら考えていた。
『くだらねぇケンカしちまったな〜。やきもちだよな、きっと。ん?』
ゾロの視界に突然チョッパーが現れた。
起きあがってゾロが尋ねた。
「なんだよ。どうかしたのか?」
ちょこんとゾロの隣にチョッパーは座ると言った。
「ケンカしてるのか?」
あまりに唐突な質問だったが、ゾロは答えた。
「ああ…。まあ、大した事ねぇけどよ」
「なんでケンカしたんだ?」
これは…答えられねぇだろ。とゾロが頭を掻いた後、ポンポンとチョッパーの頭を優しくたたいた。
「おれのくだらねぇやきもちのせいだよ。気にすんな。」
「もう謝ったのか?」
「……。」
これは痛いところを突かれた。少し頭を掻いてゾロは答えた。
「いや…まだだ。これから…何て言おうかと思ってよ。」
「ルフィ、許してくれるよ、きっと」
ゾロがまじまじとそう言って笑ったチョッパーを見て笑い、頭を撫でた。
「…そうだな。」

同じころ。キッチンにて。
「おっ…おやつだぁぁ〜!!」
おやつの肉まんに目を輝かせたルフィはすぐさま肉まんをほおばって、ふと思い出した。
『さっき意地張って昼飯食わなかったからなー…ゾロォ…。』
かじりかけの肉まんを見たルフィはひらめいた。
『そうだ!!やっぱ…あやまりにいこうっ!!』
肉まんを二つ持つとルフィはキッチンの扉にダダダダ、と走って行った。
「?おーいルフィどこいくんだよ?」
ルフィ同じく両手に二つ肉まんを持ってほおばっていたウソップが聞いた。
「ゾロんとこー!!」
ルフィはそう笑顔で答えるとキッチンを出て行った。キッチンにいるウソップ、サンジは互いに顔を見合わせて笑った。
「ナミさんに知らせるぞ!!ウソップ!!」
「おう!!」
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