Boy


□幸せ!海賊団計画!!
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昼食。『つ〜ん』
「……。」
ルフィ、ゾロと顔を合わせようともしない。ゾロはやはり気になるのか、ちらっとルフィを見ているのだが。緊迫した中で食事が続く。う〜ん、気マズイ。
「ごちそうさまっ」
ルフィが席を立った。
「おい、ルフィまたこんなに残ってっぞ。」
「腹いっぱいだからいいっ!」
そう言って外に出て行ってしまった。サンジは少し顔をしかめた。いつもの大食らいが…。続いてゾロも席を立ったがルフィとは逆の方向へ行ったようだった。すると、ポツリとチョッパーが呟いた。
「?どうかしたのか?」
「う〜ん」
ナミ達は説明に頭を抱えた。
「ケンカしてるのよ。大したことじゃないけどね。」
「しっかし、あれはヤバいんじゃねーのか?ナミ」
「そうね…。内容的には大した事ないケンカだと思ったけど。…世話の焼ける奴らね。…いいわ。夕方まで待ちましょ。それで仲直りしなかったら私たちでなんとかするしかないわね。」
「待ってました、ナミさん!!」
「?仲直り?そんなことできるの?」
「もちろんよ。」
「そうだぜ、ビビ。おれたちゃ、仲直りの手助けの天才、だからな!!」
ウソップが指を立ててエッヘン、と胸を張った。
「その時にはビビ、あんたにも手伝ってもらうわよ。」
「ええ、もちろん。喜んで。」
「クエ―!!」
「おっ?!カルーもやるか?」
「クェェェ!!」
…などとみんな楽しそう。
「おれは何かした方がいいのか?」
チョッパーはそう言って考えた。その言葉を受けてナミやビビ、ウソップ、サンジ、カルーは一斉にチョッパーを見た。ナミがチョッパーにウインクして言った。
「そうね…もしかしたら、私たちの出る幕じゃないかもしれないけど。多分、あんたにかかってるのよ」
「??」
チョッパーは意味がよくわからなくて首をかしげた。
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