Boy


□ルフィ絵日記
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ぞろといちゃいちゃした。



「ん…」
(ぎゅうっ)
『(ぷはっ)あー。おれいっつも思ってんだけど、キスって苦しいよな。』
「…息止めなくていいぞ」
『ん〜。だってさ…』
「それよりルフィ、なんで今日お前わざと魚逃がしたんだ」
『!見てたのか?ゾロ』
「ああ。…どうかしたか?」
『…知らねぇ。』
(ずるっ)
「“知らねぇ”って…おまえ…」
『おれ、なーんで逃がしたんだろ?あんまりよくわからねーんだよなぁ?…。』
『う〜ん?』
「(はぁー…)おまえって奴は…。」
『……。多分、あの魚がおれみたいな気がしたからじゃねぇかなぁ…。』
「魚がおまえ?さっぱりわけわかんねェよ」
『あの魚見たときに思ったんだけど、すっげー海に帰りたがってるような気がしてさ。…それまで考え事してたから、その考えてたこととなーんか共感しちまって…あ、そーか。それで逃がしたのかぁ。』
「(がくっ)ったく…こいつは…。…で?何考えてたんだ?」
『(にこっ)聞きたいかっ?』
「まあな」
『…ゾロの事!“海”見てて“ゾロって海みてぇだな”って。』
「(がくっ)なんだそれ」
『だってさー。…海って広いし?穏やかだし?優しいし?…それにあったかいし!』
「何言ってんだおまえは!!(どきどき)」
『…ゾロが海ならおれは“魚”。おれはいっつもゾロの海で泳いでるんだ。それでおれを包んで守ってくれてるんだ。海には、たくさん生き物住んでるけど、おれはその中の小さい魚でそれでもゾロは守ってくれてるんだ。』
「……そいつはちょっと違うぜ、ルフィ。もしおれが海で魚がおまえだったら、おれの海にはお前しか住んでいないと思うぜ?」
『?それって簡単に言うとどういう事なんだ?ゾロ』
「…お前だけの“海”ってことだよ!!(照)」
『(かぁっ)……じゃ、おれも…ゾロだけの“魚”なのか?』
「そ…そうなる…な」
『(にこっ)…だから、その魚逃がしたんだと思うぞ!おれ』
「?は?」
『“魚”は“海”なしじゃ生きていけねェからな!!』
「そうか。…!!(ぼっ!)」
『(にこっ)』
(ぎゅっ)
「…ルフィ?」
(ぴたっ)
「……。(ぎゅっ)」
『…ゾロって…やっぱあったけぇな。…それに』
「…??」
『……ゾロの心臓の音って…なんか落ち着くぞ…』
(どくん、どくん。)
『……。』
「…ルフィ?」
『すー。』
「ねてんのか、こいつは。(呆)……まあ、いいか。」




おれはうみがすきだ。
ぞろもだいすき。
おれはぞろのうみで
ずっとおよいでるさかなになりたい。





終。
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