Boy


□曇りのち晴れ
1ページ/4ページ

最近やけにウソップが。
「よーゾロ!!何だよ、また寝てんのか?目腐るぞ、遊ぼうぜ!!」
…とか、
「なーゾロ、たまにはルフィやチョッパーじゃなくておれと遊ぼうぜ!!」
…とか言ってくる。…もしかしたら俺って
「男にモテるタイプなのか…?」
ゾロは甲板で寝ながらそんな事を思った。そこにナミがやってきて、腰に手を当てて言った。
「ちょっとゾロ!!アンタまたこんなとこで寝てんの?!悪いけどここ、私の場所なの!どいてくれる?」
ゾロは片目をあけるとふと思いついたばかりの疑問を投げかけてみた。
「…ナミ、おれって男にもてるタイプだと思うか…?」
普通ならばそんな疑問を投げかけられれば「はぁ?」なんて聞き返すのが当然の反応だが、ナミは落ち着き払ってあっさりと答えた。
「アンタ…今頃気付いたワケ?」
ゾロはその一言に衝撃を受けた。
まさかそんな。
「ルフィといい…ウソップといい…ヨサクジョニー…どう考えてもそうでしょ。ま、そんなこと、気にする必要ないんじゃない?アンタにはルフィがいるでしょ。」
そうからかう様にナミは言うと意地悪そうに笑った。
「アンタのどこに魅力があるかわかんないけど、それだけ男に注目されるってことは悪い事じゃないと思うけど?ある意味ヤバいって言ったらヤバいのかもしれないけど。ホラ、さっさとどいてよ。」
ゾロは閉口した。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ