連載
□*Mission5・戦闘
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「!!」
良化隊!!!
銃をこちらに向けたので、素早く物陰に隠れる。
やっぱりここだったか・・・・でも、どうして良化隊はここに先週入った本があるって知っていたんだろう・・・・
銃撃の音が止むまでじっとする。
もう少し・・・・もう少し・・・・
銃を構えてタイミングを図るが・・・
『動くな』
「!!!???」
しまった!
そう思ったがもう遅い。
背中に突き付けられてるのは、小型銃。
『特殊部隊か・・・・・・』
「・・・だとしたら・・・?」
強気な笑みを浮かべる。
余裕があるわけじゃない。でも、敵に弱味を見せるなという思いがある。
『普通バディは崩さないのが基本なのにな』
「!!」
馬鹿だあたし・・・もう図書隊五年目なのに・・・!!
唇を強く噛む。
陽一は・・・どうしたのだろう・・・あいつの足ならもう此処に着いても良いはず。・・・来ないで欲しい。
陽一まで危険にさらすわけにはいかない・・・!
お願いだから陽一来るなよ!
『隊長!完了です!』
声のする方向を見ると、一人の良化隊員がバックを持っていた。
あそこに検閲対象の本が入ってるに違いない!
でも・・・動けない・・・
どうする?どうするあたし!
『撤収だ!』
このままだと本が・・・・・・!
その時だった。