小説2
□*度胸満点、最強娘
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「望!」
「来るなーーー!!!!!」
その事件は起きた。
〜10分前〜
「あぁ・・・・・宿題が終わらない―――――!」
「文句言ってる暇があるなら手を動かせ手を!!」
夏休みの午後。
望・陽一・守・美姫菜は武蔵野第一図書館で夏休みの宿題をしていた。
夏休み中部活で忙しかった望は皆の予想通り宿題が1つも片付いていなかった。
そのため、陽一に宿題を手伝ってもらっている状況。
「陽一〜これどうやんの??」「お前・・・・・さっきも教えただろ」
陽一は呆れる。
「ねーちゃんは勉強に関して全然学習能力ないから言っても無駄だよ」
冷静に突っこむのは守。
「守!あんたお姉さまに向かってその言い草はなくない!?」
「・・・・望静かにやらないんだったら教えねーぞ」
「それはダメ!!!!」
望は渋々机に向かう。
・・・・・・・・・ダメだ。
頭痛くなるよぉ〜〜〜〜!
「陽一、あたし先に歴史のレポート書くわ。資料探しに行ってくる」
「ならついでに図書分類学の本何冊か持ってきてくんね?」
「りょーかい」
望は席を立ち、本を探しに棚のところに来た時だった・・・・・・・・・