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ネタ帳です。
突発文、短文などを……。
◆序章の序章
※坂田銀時副長パロ
「あー…いー天気」
欠伸を一つ。
それなりに立派な中庭の縁側で、柱に背をもたれ休憩中。ついさっき総悟と市中見回りから帰って来たばかりで眠くてしょうがない。
寝るか、うん寝よ…。
自問自答で決め付けた結論。また欠伸をしてから眠りにつこうとした。のに、
「坂田副長ー!」
「……あ?」
目を閉じて3秒もしない内に邪魔された。…しかも地味な奴に。
「ンだよジミー…今から仮眠取ろうとしてたのによ」
「副長、山崎です。それに仮眠というか昼寝に見えるんですけど」
「寝る事には変わりねえだろ。で?何?ジミー」
「……山崎です」
ジミーは諦めたように肩を落とした。
「土方副長がお呼びですよ。見回りがどうのこうの…副長、また沖田隊長とサボったんですか?」
「サボってねえよ。証拠でもあんのか」
「甘味処の請求書、握り締めながらキレてましたけど」
「…………マジで?」
ばん!
数枚の請求書が机の上に叩き付けられる。俺と総悟は並んで正座。目の前には苛々とタバコを吸いまくる土方が座っていた。
「お前らマジいい加減にしろよ……真選組の経費はお前らの遊ぶ小遣いじゃねえんだよ!」
「だから悪かったってー。糖分切れて苛々してたんだよ。ほら、俺達の給料から引いといて」
「当たりめえだ。……何でこんな奴が副長なんだよ」
「それは旦那の方が土方さんより強いからでさァ」
「………(イラッ)」
あ、あん時の勝負まだ根に持ってんのかな。
総悟を見れば、たまに見せるどす黒い笑みを零していた。
「とにかく、お前らは午後休み無しだ。外出も禁止。部屋で大人しく書類整理でもしてろ」
「チッ……旦那、土方さんの言う通り大人しくしてましょうや」
「あぁ、しゃーねえな」
「オイ総悟…てめえ舌打ちしやがっただろ」
土方は最近大声を上げてキレなくなった。俺達が反省しなくて疲れたんだと。
まあそのかわりため息は目茶苦茶増えたけど。
「土方さん、そーいや例のタレコミ、どうやらガセじゃないみたいですねェ」
「ああ、今日の夕方会議を行う。今んとこお前らの配置は先頭だ」
「また俺先頭ー?たまには土方がTOPに行けよ」
「うるせえな…お前らみてえな騒がしい奴は囮に持ってこいなんだよ」
「あ、俺ら囮だったんだ」
例のタレコミ、というのはジミーが得た情報で今晩ある料亭で複数の攘夷志士が密会を行うという、ありふれた場面だ。
俺としては"攘夷志士"って単語に多少気が引けるが、まあ何とかなるだろ、と簡単に考えてた。
――――――――――――
移転先でやろうと思ってる長編の第1話。
まあ俗に言うW副長パロです!
私もやってみたいな…と以前から思ってました。
最近私が書きたいと考えている小説に、土方が良く出没します♪
攘夷派と万事屋ばかり書いてますが、今後真選組も沢山出てきそうです!
2011/03/23(Wed) 19:12
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