Stock
ネタ帳です。
突発文、短文などを……。
◆"世界"の話
たとえばの話。
この世界に俺しかいなかったら
世界は一週間で崩壊すると思う。
要するに誰もいなかったら俺は一週間で野垂れ死んでいるだろうっていう事。
世界の中心は俺じゃないから。
俺が死んだって世界はどうなるわけではないけど。
「銀さん何やってんですか!」
「一人で突っ込むなんて無茶にも程があるネ!!」
朦朧とする意識の中、薄く目を開いて見ると俺を覗き込む子供が二人。
身体言う事きかなくて起き上がれない。
……ああ、俺生きてる。
死んだものかと思い込んでいたから。
不安そうに、悲しそうにしてくれる新八と神楽を見て、不謹慎にも嬉しく思ってしまった。
ほら、こんな時に思うんだ。
もしこの時二人がいなかったら、確実に今俺死んでた。
二人がいたから――。
"俺"の世界の中心は、この世界を作り出した神様なんかじゃない。
一緒にバカやれる奴らだけだ。
――――――――――――
うわ…駄文↓。
なんかStockの話ほとんど病んでるな(笑)。
2010/07/04(Sun) 18:18
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◆護りたいだけ
桂side……
「銀時!どこにいる!?」
戦場から、銀時が帰って来ない。
拠点にいつまでも戻らない銀時が心配で、死体が転がる戦場に捜しに来た。
まさか…天人にやられた……?
そんな嫌な予感を掻き消し懸命に銀色を捜した。
「……銀時!?」
見つけた。
あいつは死体の中で腰を下ろし、動こうとしない。
駆け付ければ、漸く俺の存在に気付いたみたいだ。
「ヅラ…コイツ、生きてる」
銀時は一人の侍の腕を掴んでいた。震えた手で。
「まだ生きてる、から……助けてやって?」
縋り付いてきた銀時に、俺は何て答えれば良いのか分からなかった。
その男は意識がなく、出血も酷かった。銀時の言った通りまだ脈は微かにあるが……時期に死んでしまうだろう。
助けてやりたいが、今は戦争中。お金も無いし、薬は貴重な物だ。医者だって雇える状況じゃない。
「…銀時、この者はもう…」
「…………」
何を思ったのか、銀時はその男を抱え上げ立ち上がった。
「銀時!?」
「まだ生きてんだ…連れて帰って助ける」
「ぎんと…」
俺の言葉はもう聞こうとは思わないらしい。
傷に負担が掛からぬよう、銀時は慎重に歩き出した。
俺は何も言わず、見守る事にした。
============
「辰馬ァ……」
「銀時…?そいつはどうしたんじゃ!?」
拠点に戻ると、銀時を心配してたのか坂本が外で待っていた。
当然真っ先に目に入るのは銀時が抱えている男だ。
「まだ生きてるから…助けてやって?」
フラフラと坂本のそばに寄り、男の身体を床に横たわらせた。
坂本は男の左手首に手を当てる。
「銀時…この者はもう……亡くなっとるぜよ」
それを聞いた途端、銀時は身体を強張らせた。
「う、そだ……さっきまで生きて…」
「きっとここに来る途中に、息を引き取ったんじゃろ…」
受け入れたくないんだろう、何度も脈を確認しては身体を震わせていた。
「………桂」
「何だ?…銀時」
「コイツの墓、作ってやって?」
「……ああ、分かってるさ」
戦争は、厳しい。
国を護るどころか、目の前の仲間でさえ護り抜くことは難しい。
銀時が一番それを重荷に感じてる。
憎いのは天人ではなく、
何も護れない無力な自分。
――――――――――――
……暗い。
あの、最近スランプなので文章がおかしいのは多めに見てやって下さい(汗)。
本人が一番良く分かってるんで……。
2010/03/28(Sun) 18:13
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◆兄弟の再会(?)
朝っぱらから自分の顔を見た。
「いい加減起きろ、兄弟」
「……あ?」
鏡を見てるわけじゃない。
それに銀さん兄弟いないんだけど……。
「そんな事ではこっちの世界でたま様を守る事は出来ないぞ」
……たま?
それにこの、上からモノを言ってくるデケー態度の奴は……!!
「暫く厄介になるぞ、坂田銀時」
「なんでだァァァァァァ!!!」
布団から勢い良く起き上がると、そこにはこっちの世界にはいないはずのあいつが、確かにいた。
……たまの中で働いてたはずの白血球王が。
「なんで朝一で、しかもテメーの顔見なきゃなんねえんだよ!!てかお前なんでいんの!!?」
「これは貴様の顔だ。文句なら自分自身に向けろ」
そーゆー意味じゃねえよ!!
普通自分と同じ顔した正反対の奴を朝一で見たら不快だろうが!!
……自分と同じ顔で性格正反対な人を知ってる時点で俺も普通じゃねえけど!!
「折り入って頼みがある。漠にやられてからたま様は定期的に源外様のメンテナンスを受ける事になった」
「あ〜そう…で?お前がいる理由は?」
「メンテナンスには時間が掛かる。その間俺は行く宛てが無い。だから唯一の知り合いである貴様等の所で世話になりたい」
「なんでだよ!!源外のじいさんのトコにいやあ良いじゃねえか」
俺の言い分は間違ってないはずだ。
コイツのことだから、たまから片時も離れたくないだろうし、メンテナンスが終わればすぐにもとに戻れるだろ。
「俺だってそうしたいのは山々だが、たま様がせっかくだから休んでくれと俺をたま様の体から出して下さったのだ」
「で、たまから好きなようにしろって言われたのか」
「そういう事だ」
それから新八と神楽も事情を把握し、二人はコイツを大歓迎。
俺に有無を言わさず白血球王が暫く万事屋に留まることが決まった。
「良いか?お前こっから絶対外出んなよ?分かったな?これ条件だかんな?」
「?……分かった」
「なんでアルか?私白ちゃんと遊びたいネ!」
「ばっか!オメー、俺の顔してこの格好で外出歩いてみろ!某ドラゴンゲームの勇者のコスプレを俺がやってるみたいになるじゃねえか!!」
「……そうですね」
「さっきから何を嘆いているんだ?兄弟」
――――――――――――
朝っぱらからどんな小説書いてんだ自分(苦笑)
目が覚めちゃって、ぼんやりと白血球王カッコイイよな〜みたいなこと考えてたら完成しました←
今月は銀さんと有り得ない再会スペシャルという事で☆
まあ…今決めたんでどうなるかはわかりません←ォィ!
今回は白血球王でした♪
そういえば白血球王は自分の事「俺」って言いますよね!
敬語だからなんか「私」って感じだけど……。
2010/03/06(Sat) 05:23
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◆バトン頂きました!!
坂石桜さまからバトンが回ってきました♪
キャラになりきって答えるバトンのようです。
頑張ります!
口調指名バトン
【ルール】
*バトンを回したらその人に知らせる
*「バトンまわしました^^」ってかいとく
*五日以内に書く事
*五日以内書かなかったら罰ゲーム有り
*回した人はその人がルールを守れているかチェックして下さい
*口調指名:
坂本辰馬
*名前:
泉桔梓ぜよ♪
*バトンを回す5人
桜華様
銀華様
夢羽様
二人足らんが…気にせず行くぜよ☆
相互サイトさんにバトン回すきに。
*上記の人とはどうやって知り合った?
○桜華様
前にやっていたサイトの掲示板の書き込みから仲良くしてもらっての〜。
良く小説を読みにいっちょる。
○銀華様
銀華様から話しかけてくれたぜよ。
相互記念に頂いた絵はケータイに保存してあるんじゃ。
○夢羽様
リア友ぜよ。中学からの仲での〜。
同級生じゃが、この世界ではわしより先輩じゃけー。
*イメージ出来る動物を書いてください
桜華様→猫
銀華様→ウサギ
夢羽様→鳥
*色で例えると?
桜華様→水色
銀華様→黄色
夢羽様→緑色
*罰ゲームを決めてください
罰ゲームを決められる程、わしゃ大層な人間じゃなか。
あえて言うなら、「白夜叉降誕」の感想文をわしん所に提出じゃ!!←
*共通点は?
銀魂見てる事!
*自分の事どう思ってると思う?
計画性が無いっちゅーことじゃ←キャラと同じ(笑)
*この人達と今後どうしていきたい?
もちろんこれからも仲良くやっていきたいぜよ!
こんな管理人じゃが、よろしく頼むぜよ♪
*口調を決めて下さい。
桜華様→高杉
銀華様→沖田
夢羽様→土方
坂本むずっ!!
でも練習だと思って最後までやりきりました♪
土佐弁分からなすぎて4巻読み返しましたよ(笑)
坂石桜様、バトンありがとうございました♪
バトンを回させていただいた皆様、よかったらやってみて下さい☆
あ、絶対とは言いませんので……(汗)
2010/02/28(Sun) 21:26
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◆小さな安らぎ
雨が血を流してくれた。
だけど心は洗えなくて
仲間が俺を支えてくれた。だけど何もできなくて
泣いたら駄目だと我慢した。
かといって、仲間が死んだ場所で笑いたくなかった。
雨が降る中、無表情のまま死体が溢れる戦場を突っ立っていれば、鬼だとか化け物だと呼ばれる始末。
俺の安らぎは、何処にも――。
「おい、何してんだ?」
「風邪を引く、早く戻るぞ」
「今日はもう帰るぜよ!」
――あ、あった。
俺の唯一の安らぎの場所。
声に振り返れば、3人の男が俺を迎え入れるように笑っていた。
俺も何だか嬉しくなって
「悪ィ…早く帰ろうぜ」
心の底から、笑えるような気がした。
――攘夷戦争に参加していた、ある男のお話――
――――――――――――
今までの小話の中で一番気に入った小話です。
なんか"自分にしては"良く出来たなぁなんて…。
2010/02/20(Sat) 19:29
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◆非日常的な日常
「ヅラァ」
「ヅラじゃない桂だ……なんだ?」
「……血、付いてる」
「…それは貴様も同じだろう」
「ハハ、そーだな…」
こんな多量の血を浴びることなんて、フツーの日常じゃ有り得ない。
こんな会話も、滅多に無いだろう。
でもこんな非日常的な光景が、今の俺達にとって当たり前な日常になりかけているんだ。
血はもう見飽きた。
これが今の俺の正直な気持ちだ。
――――――――――――
久々のStockです。
攘夷時代の銀さんの心境を描いた…つもり(汗)
2010/01/29(Fri) 11:17
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◆リモコン争奪戦!!
「銀ちゃん、リモコン寄越すアル!!これからドラ○もんのスペシャル見るネ!!」
「あぁ?大晦日は紅白に決まってんだろうが」
12月31日。
大晦日の午後6時30分頃。
毎年恒例の紅白を録画しようと準備していると、神楽がTVの前に乗り込んできた。
「銀さん、紅白録画するんだから良いじゃないですか」
「そうアル!録画するかリアルタイムで見るかどっちかにしてヨ!!」
不満を漏らせば、年越蕎麦を用意していた新八が声を掛けてきた。
「……わーったよ、しょうがねえな」
「しょうがなくないでしょ、小学生かアンタ」
新八の冷たいツッコミをスルーし、リモコンの所有権を神楽に渡してやった。
――――――――――――
超短いですが、正に今、我が家ではリモコン争奪戦が行われています。
私は4チャンのガ○使が見たいんですが…家族は紅白が見たいと!
自分の部屋で一人で見ようと思いますッ!!
万事屋は毎日起きてるんじゃないかな、リモコン争奪戦(笑)。
2009/12/31(Thu) 18:20
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◆猫拾いました☆
「……何これ?」
「猫です」
「猫アル」
「や、そーじゃなくて…何で猫がいんの?」
「何でって、拾って来たアル」
「それくらい察して下さいよ」
「……納得出来るかァァァ!!」
居間のテーブルにちょこんと座る、見慣れない白い子猫。
ジャンプを買い家に戻ってみると、家族が増えていました……なんて展開納得出来るかよ!!
「神楽ちゃんが拾って来たんですよ。弱ってたんでミルクをやり終えた所です。」
「銀ちゃ〜ん、名前どうするアルか?」
「俺の話を聞け!!飼う事決定なのか!?定春がいるだろう!見ろ、定春空気読んで隅っこに引き篭っちまってんじゃねえか!!」
家に帰ってから一度も吠えない定春を指差して言った。
「そうですよね……定春もいるし、うちじゃ飼えないですよね」
「え〜……じゃあ新八の家はどうアルか?」
「お妙確か犬派だろ。許してくれねえだろうな」
神楽は寂しそうに子猫の頭を撫でた。
俺はソファに仰向けに横たわった。
「ま、拾って世話したのはお前らだ。責任持って元いた場所に戻してこい」
そう言えば神楽から不満な声が上がった。
俺は気にせず目を閉じ、昼寝しようとした、その時だ。
「……ん?」
腹に重さを感じ、目を開けた。
するとさっきまでテーブルの上でおとなしく座っていた子猫が俺の腹によじ登っていた。
よじ登ると、子猫は俺に向かって、にゃあと鳴き声を放ちそのまま体を丸め眠り始めてしまった。
「ちょっ!」
俺は驚き、とりあえず両手で子猫を抑えながら体を起こした。
そのまま俺の両腕にすっぽり収まり眠りに着いている子猫。
「……なんだかんだ言って」
「銀ちゃんに一番懐いてるアル」
新八と神楽は、飼い主になってくれる人捜してきますと、俺を放置し万事屋を出ていった。
犬の定春とは大違いだな……。自由過ぎだろ……。
それから新八達が戻ってくる間、俺の腕から子猫が離れることは無かった。
――――――――――――
すいません(汗)
管理人の趣味です。猫大好きなんです!
銀さんって猫懐きそうだなぁと思い……やっちゃいました(苦笑)。
2009/12/23(Wed) 09:18
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◆どこにも行かねえよ
「ねえねえ銀ちゃん」
「あ?何だよ」
「銀ちゃんは…どこにも行かないよネ?」
「……へ?」
突然何を言い出すかと思い、神楽に目をやった。
「ここ俺の家だろ?出て行く訳ねえだろうが」
「家だろうと出て行く奴は出て行くヨ」
……ああ、神楽が言ってんのは神楽の兄貴…神威だっけか?あいつの事を言ってんだろう。
一度家族が出て行くのを見て、不安に思っているんだと俺は推測した。
不安げに目を伏せている神楽の頭に手を乗せた。
「どこにも行かねえよ」
「!」
「……というか、どこにも行けねえから、俺」
生活力無いし、ここ離れたら絶対俺餓死するから。
後半は思っても無い事を言ってしまったが、どこにも行けないのは事実。
漸く手に入れた居場所だから。
「お前だって俺と新八がいなくなったら三食卵かけご飯食うつもりだろ?」
「……卵かけご飯だけじゃないアル。お茶漬けも作れるヨ!」
「対して変わんねえよ、バカ」
いつの間にか神楽も笑い、普段の万事屋の雰囲気に戻った。
「銀ちゃん、朝ごはん卵かけご飯とお茶漬けどっちが良いアルか?」
「……俺が作るからお前は座ってろ。いや、座ってて下さい」
――――――――――――
銀さんと神楽のシリアスほのぼの。
……会話文多いな(汗)。
2009/12/16(Wed) 07:55
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