登場人物
必ずお読みください 7月11日
最初に一年生が三人はいる。
散りゆく桜に風情を感じ、
個々の能力を発揮しつつ、部員たちは屋上に集う。
体育祭を軽やかに流し、準備もせずに中間考査を迎える。
梅雨の湿った暑さと初夏の乾いた熱さに苦しみ、
後輩達は扇風機に逢い、先輩達は炎天下に夏を感じる。
そして、部長は突然夏合宿を提案する。
溶ける氷に温暖化を感じ、
宿題と残暑に苦しみつつ、部員たちは部室に集う。
文化祭を緩やかに流し、留年を目前に学年末考査に挑む。
犬のように雪を楽しみ猫のように炬燵で丸まり、
後輩達は炬燵と別れ、先輩達は小春日和に春を感じる。
最後に三年生が三人ぬける。
部員たちは、思い出したように昔話をする。
部員たちは、暇つぶしにでもと日常を話す。