ポケスペ

□夢の講釈
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『ゴールド、好きだ』


「と、シルバーに言われる夢を見た」
「…それは、素敵な夢見だな」
「ど こ が。何がどう素敵なんだよ」
「あのな、夢っていうのは、まだどういう原理で見ているか解明されてないんだ」
「えっ、そうなの?」
「一応仮説はあるけどな。オレが知っているのは二つしかないが」
「どんなん?」
「一つ目は、脳が寝ているに記憶の整理をしていて、それが夢だという説がある」
「えー?オレ、シルバーに最近そんな事言われた記憶が無いんですけれどもー?」
「………」
「仮にも恋人なのになー。片手の数くらいしか言われた事無いなー。ゴールドさん寂しいなー」
「………二つ目の仮説は、」
「シルバーちゃん誤魔化すの下手くそ!!」
「うるさい」
「ってーか、そんな知識どっから仕入れてきたんだよ」
「本」
「出たよ、活字中毒!!」
「…オレは人よりも少し読書好きなだけで、中毒者では無い」
「デートに本持ってくるのは中毒者のする事だと思うんですけどもー。もう本と結婚すればいーじゃん!」
「どうしてそうなった」
「活字中毒じゃなくて、ゴールド中毒とかになればいいのに」
「…何だそれ」
「オレと一日に一回は話さないと、中毒症状が出る!」
「あぁ、それ、もうなってる」
「………」
「どうした?顔が赤」
「だまれええええええ!!!!」
「何でだ」
「も、いいから!二つ目が何だって!?」
「お前も、誤魔化すの下手くそだな」
「っるさい!!」
「二つ目の仮説は、願望だ」
「………えぇと、それは、ネガウにノゾムと書いて?」
「それ以外にあったら教えて欲しいものだな」
「………」
「ゴールド。顔が赤」
「だまれええええええええ!!!!」




おわれ!

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