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□夜道を歩く際はある程度の覚悟を決めましょう
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という訳で、めでたしめでたし。
え？この二人がどうなったか？
うーん、そこまでは聞いてないな。
まぁ、昔話なんてそんなものさ。
この話もね、たくさん説があるんだよ。
聞きたい？・・・あぁ、そう。
そうだね、もうこんな時間だものね。
うん。そろそろ寝ようね。
あ！そうだ！
最後に一つだけ！
えぇ？眠いの？吸血鬼みたいだな…。あぁ、ごめんごめん。
ね？最後に一つだけ。
どうせ、教訓だろうって？
はは、鋭いなぁ。全くその通りだよ。
まぁね。昔話にはつきものだものね。
ほら、そこまで分かってるなら。聞いて聞いて。
もう、拗ねないの。
毒を食らわば皿までって、言うじゃないか。
あ、ちょっと違う？気にしない気にしない。
よし、では。う―…、コホン。
君も、いつか大人になって、夜遅く路地裏を通る事があると思う。
ああ、止めないから！安心して！！
え―…、コホン。
止めないから、止めないからその代わりに、
夜道を歩く際はある程度の覚悟を決めましょう
少なくても、吸血鬼に攫われても命乞いをしなくても済むように。
もしかしたら、君も気に入られるかもしれないよ？
その吸血鬼に。
ははは、そうだね、もう眠ろう。
おやすみなさい。良い夢を。