odai
□15文字以内で
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「何かあたしに言う事はないのかな、平助くん」
「な、何、俺なんかした？」
「あたしと君は恋仲だよね」
「なんだよ急に」
「恋仲だよね」
「え、だからなんで」
「だ、よ、ね？」
「恐縮ながらお付き合いさせていただいてます」
「ならあれは浮気だね」
「浮気！？俺が？」
「しかも一度ならず二度までも」「話が全く見えねぇんだけど」
「そんなに可愛く着飾った町娘がいいの、あたしみたいに男装してる荒っぽい女なんか興味ないってか」
「心当たりがなさすぎて困る」
「菓子屋の看板娘さんにでれでれでれでれしやがって…」
「は？あー、あれはな」
「十五文字」
「え？」
「十五文字以内で言い訳してもらおうじゃない」
「そんな無茶な！」
「出来なかった場合はあたしの刀の錆にしてあげる、あと八文字」「え、これまじなの？」
「あと一文字」
「駄目じゃん！」
「はい、刀の錆決定」
「うわ！ホントに刀振り回す奴があるか！」
「浮気したあんたが悪い！」
「してねぇって！だからあれはだな！」
「どうせあたしはがさつで可愛くないですよ！」
「誰もんな事言ってねぇだろ！」「うるさい、平助のちび！」
「ちびって言うな！つかお前も十分小さ…掠った！今掠った！」
「一刺しで殺してあげるから大人しくしてよ！」
「出来るか、馬鹿！」
「あーあ、あいつら土方さんにどやされるぞ」
「放っておいていいのか、総司」「いいんじゃないの、青春してるんだから年長組は外野で静かにしとこうよ」
「そう言って巻き込まれたくねぇだけだろ」
「さすが左之さん、わかってる」「………」