純情夢舞台

□純情ロマンチカ
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 水城が宇佐見家に居候を始めて早数ヶ月。
 美咲は少し焦りを感じていた。




「宇佐見さん、どう?」


「ああ、いいな。気持ちいい」




 美咲の目線の先には、秋彦の肩を揉んでやっている水城の姿。

 水城は格好いい。そして可愛い。本人は可愛いというと否定するけど、仕草とかふとした時凄く女の子らしくて。







「…やっぱりモテるよな。桜井さん」


「あ?何、どうした美咲。水城がモテるの今さらじゃん」




 大学。角がいるのを忘れてぽつりと呟いた美咲に角は首を傾げる。
 水城は上條に呼ばれ帰宅の道中には不在。







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