純情夢舞台

□純情ロマンチカ
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 水城は今、困っていた。




(これ…どうしろってんだ。)




 水城の手には、ハートのシールで留めてある封筒。




(果たし状なんかもらったの初めてだ…)←違う




「下駄箱ってのが古いけど…とりあえず美咲に見つかったらまずいよな、…相手が」



「俺がどうしたの?」


「うおっ!?美咲?!」





 突然今見つかりたくない相手に声をかけられ振り返ると同時に後ろ手に隠す。



「あ。今なんか隠したろー?」


「げっ!?す、角せんぱっ」



「げってなんだよ…さすがに傷つくぞ」



「あ…すすみません…ってぉあっ!美咲!」



 水城が角に気を取られている隙に美咲がすばやく手紙を奪う。








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