純情夢舞台
□純情ロマンチカ
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「…ん、桜井さん!起きて!」
「…ん〜…」
美咲がいくら揺さぶっても眉をひそめるだけで全然起きる気配のない宇佐見家のリビングのソファで眠っている新たな居候・水城。
「…起きないなら…」
美咲はニヤリと笑うと、水城の実は意外と豊かな胸に手を這わせた。
そして耳元で低く囁く一言。
「このままヤッちゃうよ…?」
「……っ!?;」
がばっ!!
「はいおはよ♪」
「み…美咲…;お前…っそんなキャラだったか…っ!?」
「同居人が同居人だから」
一緒に暮らしはじめて一日目の朝にわかった事。 美咲は黒い。そして秋彦に負けず劣らずのセクハラ魔。
ファーストキスより先に貞操を失いそうです。(そこ!19にもなってキスもまだかよ、とか言わない!)
「ふあ…、…おい、宇佐見さんよ。覗きか?」
水城は着替えの為に使わせてもらっている脱衣所のドアを微妙に開けて中を覗いているらしい秋彦に言った。
「参考資料にと思ってな」
「なんのだよ。…着替え中はやめてくんね?」
「着替え中や裸の時が一番無防備でいいんだ」
「…………」
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