†私立青春学園U†(更新停止中)
□†LIFE†
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部長の合図と共に準備を進め、試合が展開された。
俺は一番最後で、準レギュラーの人と試合。
相手の名前は…
「日吉若だ。」
「越前リョーマッス。よろしくッス。」
日吉先輩のテニスは中々楽しい。
流石準レギュラーって感じかも。けど、俺は負けないよ。
「んあっ!!」
最後のスマッシュを決め、6ー4で勝てた。
「嘘だろ?」
「あの日吉が!?」
「新入部員で勝ったのあの越前ってヤツだけだぜ!」
「煩ぇぞ!!…日吉。」
「分かってます。」
日吉先輩はそれだけ返してコートから去った。
「越前…。お前、テニス経験何年だ?」
「分かんないッス。」
「あーん?」
「気付いたら日常にテニスがあったんで…。」
「………ジロー!越前と試合しろ。勿論、負けたら準レギュラーに降下だからな。」
「マジー!厳C〜♪でも、負けないもんね!」
何故か正レギュラーの無駄にテンションが高い先輩と試合になった。
「ありゃりゃ…負けちゃったC〜!!でも楽C〜かった♪」
次は6ー3で勝てた。
この学校…面白い…!
「結果の通り、越前を正レギュラー入りとする!
現在の正レギュラーは、俺様・跡部景吾、宍戸亮、向日岳人、忍足侑士、滝萩之介、鳳長太郎、樺地崇弘、そして、越前リョーマだ。
けど、明日の練習でもどうなるか分からない!油断したら敗けだ。それだけは覚えとけ。今日はこれで解散だ。」
『お疲れ様でした!』
挨拶が終わり、パラパラとみんな解散していく。
「えっちぜーん!」
「うわっ!?」
向日先輩がいきなり背中から抱き付いてきた。
ビックリしたー…。
「おっ前スゲーな!!本当に直ぐ正レギュラーに来やがって!」
向日先輩が笑いながら俺の頭をくしゃくしゃとしてくる。
「だから言ったじゃないスか。」
「ったく、恐ろしいヤツだぜ。」
「あ、宍戸先輩。」
「正レギュラーの部室はコッチだからな。」
部室まで分かれてるんだ。
確かに一つの部室に全員が入ったらギュウギュウだろうな…。
「ここだ。」
ガチャッ
中に入ると、既に他の正レギュラーが着替えていた。
「越前君、正レギュラー入りおめでとう!俺は二年の鳳長太郎です。そして、こっちが同じ二年の樺地崇弘だよ。」
「ウス。」
「やるなぁ、自分。俺は三年の忍足侑士や。」
「君、やるねー。俺は三年・滝萩之介。」
「越前リョーマッス。よろしくッス。」
「越前のロッカーはこれだぜ!」
「ッス。」
向日先輩に案内されたロッカーの前で運動着から制服に着替える。
「越前、これがロッカーの鍵だ。無くすなよ。」
「ありがとうございます。跡部部長。」
部長から鍵を受け取り、さっさと着替えた。
「じゃぁ、お疲れっした。お先に失礼します。」
「あぁ。」
「おー!じゃーなー!」
「気を付けて帰れよ。」
「また明日。」
「ッス。」
リョーマが出て行った後…
「なんや。岳人に宍戸、越前の事気に入ってるんか?」
「あ?何でだよ。」
「部活終わった後に二人して越前に声掛けに行ったやん。」
「あー、入学式ん前に桜の木の下で寝てたのを俺達が見付けて起こしたんだよ。」
「じゃぁ、越前君が入部する前から知ってたんですね。」
「まぁ、少し喋った程度だよな?」
「あぁ。」
「まぁ、どっちにしろ面白い一年が入った。なぁ、樺地。」
「ウス。」
越前宅
「お帰りなさい、リョーマさん。」
「ただいま。」
「どうですか?調子は?」
「別に、何とも無いから大丈夫だよ。」
「そうですか、良かったです。」
心配し過ぎだよ、菜々子さん。