†私立青春学園†(更新停止中)
□†Happy Birthday†
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†Happy Birthday†
「・・・此処、何処?」
只今、リョーマは広い部屋の中に一人でいる。部屋にはテレビ、ソファ、本棚、冷蔵庫、食器棚等がおいてある。
冬休みに入り学校は休みだが、部活は勿論ある。
今日は午前中だけの練習だったので、真っ直ぐに家へ帰ろうと思ったが、校門を出た時に何故か眠くなり、そこからの記憶は無い。
「俺、家に帰ったっけ?」
確実に帰ってません;
「携帯も使えない・・・。」
リョーマは途方にくれた。すると・・・
―ガチャ
「目ェ覚めたか?」
「え・・・。海堂先輩!どうして此処に?つか、此処何処ッスか?」
部屋に入って来たのは海堂だった。
「今は何も言えない。」
「何でッスか!?俺、帰りたいんスけど。」
「家には連絡してある。」
「あ―・・・そースか。ってそーじゃなくて・・・!!」
「もう少しだけ待っててもらえねぇか?」
「・・・・・。ッス。」
「また来る。」
海堂はそう一言残し、部屋を出て行った。
「何なんだ・・・?」
―20分後―
「おい、越前。起きろ。」
「ん・・・。海堂・・・先輩?」
「もう良いぞ。」
「え、本当ッスか?」
「ああ。」
海堂の言葉を聞き、リョーマは部屋を出ようとしたが・・・
「な、何するんスか!?前が見えないッスよ!!」
リョーマは何かで目隠しされたのであった。
「ちゃんと誘導するから安心しろ。」
「何で目隠ししなきゃなんないッスか!?」
「少し静かにしろ;」
「・・・ウィース・・・。(←かなり不機嫌)」
そしてリョーマは目隠しを付けたまま、海堂に誘導されながら歩いて行った。
―ガチャ―
「もう目隠し取って良いぞ。」
リョーマは目隠しを外した。しかし、部屋自体が真っ暗なので何も見えなかった。
「・・・。海堂先輩、何で真っ暗なんスか?」
リョーマは海堂に聞いたが、海堂の返事が返ってこない。
「・・・先輩?」
すると・・・